3.1

歴史設定
ここではガルパティア島や大陸での歴史が紹介されます。

ガルパティアにおける出来事 年代 大陸における出来事
摂政政治の始まり
サルディニア帝国の侵略

ソールズベリ朝大公家に翳りが見え始めた。
大公が若くして急死したため2歳である嫡男
が新大公として立てられた。無論、2歳で政治
が行えるわけがなく、摂政としてこれまでの
婚姻政策により力を持ち始めた公爵達がその
任にあたることとなった。
これ以後急激にソールズベリ大公家は力を失う
こととなった。
摂政政治が始まって数年後、ピュリアの東半分を
奪い取ったサルディニア帝国はガルパティア公国に
遠征。ガルパティア公国は自慢の騎士団をもって
抵抗するが初戦においてガ軍騎士団の一つ、水竜
騎士団が壊滅する。恐れを抱いた摂政の一人、公爵
ウォーゼルによってサルディニアに全面降伏した。
間もなく戦線を拡大しすぎたサルディニア帝国は
奪い取ったピュリア東地方を維持するのが難しくなり
ガルパティア島から全軍撤退した。
サルディニア領ソールズベリ朝ガルパティア公国として
自治権は保たれたが摂政の力が日増しに強くなっていった。

サルディニア歴
-3年〜7年

大陸統一歴
508年〜518年

統一戦争時代

本ゲーム舞台

サルディニア帝国統一戦争
建国帝の暗殺

帝国を建国したバルサザールは「建国戦争」後
大陸統一に向け侵攻を開始した。フラスタ王国
では愚王ドノバンを廃し、その実弟ゴッドヴァルド
を王に立てるクーデターが発生。短かい混乱期
を経て優秀な武人であるゴッドヴァルド新王の元、
強力な政権が誕生した。またピュリア王国や
ナクソス王国では朝廷内の佞臣を排除し、年齢や
出自にとらわれない新しい人事を布いた。また6王
国全てにおいて帝国に遅れはしたが、軍備の増強を
開始、帝国軍に対し激しい抵抗を示した。
破竹の勢いを示した帝国軍も各地で苦戦するよう
になった。急遽弱体化したセイレンヌ王国に
ゴッドヴァルドは帝国と時を同じくして侵攻。
事実上、六王国同盟は消滅した。途端に野心を
持った王達は互いの肉を喰らい合い激しい乱世が
到来した。各王国はならず者と見なされていた冒険
者達を士官に採用し、この時代、たくさんの英雄が
誕生する。数年にわたる戦乱の後にセイレンヌ王国
の首都がサルディニア軍によって陥落。セイレンヌ
王国は歴史からその名を消した。その数ヶ月後、
世界最強を誇っていたリノス騎士団領がサルディニアに
蹂躙され壊滅した。力を失ったステネロス王国は各国に
啄まれ、最終的にはサルディニアによって占領された。
マイア王国もサルディニア軍の侵略を許し、王家は
降伏、滅亡した。ピュリア王国はサルディニア軍に
各地で敗戦し、滅亡を間近に控えていた。
ナクソスはサルディニア軍に領土を削られながらも
体面だけは保っていた。フラスタはサルディニアに
対し海軍によって防戦には成功しているものの
攻勢にでる機会を全くもてなかった。
既に大陸の大半を取得し、大陸統一さえも時間の問題
と思われた帝国にとって思わぬ事件が発生した。
建国帝の暗殺である。これには非常に謎が多く、全く
犯人やその時の状況がつかめていない。後世の歴史家
にとって語るに尽くせない事件であるが確かなことは
建国帝はこの世から去り、統一されるはずの大陸は
統一されなかったという事実だけである。4歳の
皇太子が帝位についたが帝国が混乱なくすんだのは
宰相トランザムに依る。強いカリスマ帝を失った帝国
はトランザムと新帝によって統一戦争を再開したが、
ナクソス王国から和議を提案されると、拡大しすぎた
戦線と背後に蠢く反トランザム派貴族の暗躍を考慮し
帝国が盟主である事を条件に応じる決定を下した。
建国帝の遺業は果たされることはなくなったが乱世は
ここに終結した。
ガルパティア公国安定期
ソールズベリ朝大公家は諸侯家と積極的な
婚姻政策を採り、徐々に島内での地盤と
地位を確固たるものとしていった。
またこの時代の歴代大公家には暗愚と言える
大公が出ず、堅実な内政によって公国の
全盛期を築く。
この時代をガルパティア公国安定期と言う
者が多い。
サルディニア歴
-91年〜-3年

大陸統一歴
421年〜508年

新王国時代
堕落期

サルディニア帝国建国
異常とも言える300年間もの安定期間は文化、
政治を熟成させ、そして腐敗へと導いた。
6王国は皆、何事にもおいても退廃的であり
政治は汚職にまみれ、犯罪、反乱が多発していた。
民は重税に苦しみ、地方領主は如何にしてその
税を取り立てるかということのみに苦心した。
また長い安定期の為、各国の軍事力は驚くほど
弱体化し、地方の小反乱鎮圧にすら数年の月日を
必要とするほどだった。完全に押さえ込んでいた
はずの魔物も暴れだし領土を蹂躙されることも
珍しくはなかった。
しかしどの国でさえ、国家が転覆する様な反乱は
一度たりとも成功はしていない。それと言うのも
このバランスの崩壊を畏れる各王家はそのような
反乱に対しては協力し連合を持って鎮圧したから
である。各王国はお互いがお互いにもたれつつ、
この退廃を維持し続けていた。
そんな中、大陸統一歴484年一人の天才がこの世に
生を受けた。セイレンヌ領サルディニア侯爵領
領主シーン候の長子バルサザール(建国帝)
である。シーンは武器のみに頼り、弱体化する
軍隊を憂い徹底的な訓練を行った。また、豪傑、
賢才と呼ばれる者を各国から積極的に招いた。
バルサザールには文武そして帝王学を徹底的に
学ばせた。人を集めてはいるがシーンは武器に
一切の金を使わなかった。この時代の軍備という
のは武器を集めることであるため反乱とは受け
取られなかった。金を使った良い武器と健康な
青年がいればそれだけで、立派な軍隊となりうる
のである。
サルディニアの隣接貴族の反乱が発生した時
シーンは鎮圧に赴いた。そこでセイレンヌ王国が
驚愕する事件が発生する。特殊な武器を持たない
サルディニア軍が圧倒的な強さでもって反乱軍を
鎮圧したのである。彼らは今までの常識を覆し
武器に付与された技術を用いることなく一騎当千
の力を個人が持っていたのである。それはまさに
王国一、それ以上である大陸一の軍備を備えて
いる事を意味した。
恐れを抱いたセイレンヌ王スタイン三世は謀略を
用いてシーンを王城に呼び寄せ、そこであらぬ
謀反の疑いをかけ即日処刑した。
バルサザール、22才の時である。
スタイン三世は若いバルサザールを侮り、彼に
対する処置に遅れを取った。
父の非業な死をしったバルサザールはセイレンヌ
王国に対して謀反を起こした。
スタイン三世は各国に援軍を要請した。
しかしバルサザールの行動力、戦略眼は並ではなく
次々と城を落とし反セイレンヌ派の貴族を吸収して
行った。セイレンヌ王国は領土の1/3を失った処
で連合軍と合流し巻き返しをはかった。
焦るセイレンヌ軍やバルサザールの若さを見下した
連合軍はバルサザール軍の策略にかかり良いように
攪乱されたあげく主決戦においては1/10に満た
ない敵相手にまさかの惨敗を喫し、退却の際には
追撃を許し、死者を4000人近く出すという
未曾有の大敗戦であった。
この決戦にはバルサザールの親友でもある軍師
トランザム(後に名宰相として名を残す)の影響が
大きい。
大量の捕虜と六王国自慢の特殊武器を多数手に入れ
たバルサザール軍はもはや大陸に敵が存在しなく
なった。
ここにバルサザールはサルディニア帝国を建国した。
大公家交代期
ガルパティア公国独立

6王国が講和。
大陸には平和が訪れたがガルパティア島で
は戦争の後遺症、国力の疲弊、人材の不足
などで政情の混乱は収まらなかった。
ベレクロス朝、メーティス朝、ラケシス朝
ソールズベリ朝とめまぐるしく大公家が
移り変わった。しかしソールズベリ朝初代
英傑と名高いシャロット1世の登場により
250年の混乱期に終止符が打たれた。
国力の回復、島内諸氏の制圧。軍備充実。
時代に逆行した軍備拡張はピュリア王国を
刺激し、征討軍が派遣されるがシャロット
率いる金竜騎士団(近衛騎士団)と自慢の
水・火・風竜騎士団をもって撃退。半独立
を勝ち得た。ソールズベリ朝ガルパティア
公国の誕生である。
サルディニア歴
-384年〜-91年

大陸統一歴
128年〜421年

新王国時代
安定期

6王国講和
安定時代到来

各王国とも幾代か王が代わりこの戦争のきっかけ
や目的はすでに忘れ去られていた。6王国全てが
疲弊し戦争など続ける事などが不可能であった。
最も悲鳴をあげていたセイレンヌ王国から一斉
講和の提案がなされた際に全王国一致で受け入れ
られた。
誰もが束の間の休戦と思った。
しかし、幸運にも予想を反し300年の平和な
時代が訪れた。各王国は地域に合った文化を
花開かせ全盛期を迎えた。
従属戦争時代
ムーサ朝滅亡
マルシュアース朝建国

大陸で6王国戦争が発生する。
例外なく公国からも兵力が募集され、他国の
為に血を払う結果となる。
この結果、政情が揺らぎムーサ家は没落。
遠縁のマルシュアース家が侯爵位につき
マルシュアース朝ピュリア領ガルパティア公国
が建国される。
その後も6王国戦争により疲弊が続く。
サルディニア歴
-493年〜-384年

大陸統一歴
19年〜128年

新王国時代
大乱期

6王国戦争

新しく生まれた王国の王達は一つの疑問を持つ。
これまでの王国は大陸を統治した。それなのに
自分はどうだ?このような大陸の破片で満足して
いる。他のどの王よりも優れた自分が大陸を治め
ずしてそれは神の意志に反してはいないかと・。
各王国は生まれたばかりの国のみが持つ活力を
政治に用いず戦争に用いた。史上最悪な戦争が
大陸中で発生した。
従属時代
ガルパティア公国へ改名

エドバーグ6世の治世、メロブス王国が滅亡。
暗愚なエドバーグ6世と平和慣れした廷臣達は
完全に建国ラッシュに乗り遅れた。
パティア島統一戦争で養った軍事力を行使する
ことなく大陸は各王国により統一された。
統一された大陸王国に小さな島の小公国では
敵うはずもなく、間もなくパティア公国は
ピュリア王国に従属。島内の統治権は残されたが
主な軍事力は解散。パティア公国の大陸への
足がかりは完全に絶たれた。
ピュリア王家の命によりパティア公国名、島名
ともにガルパティアと改名。
ムーサ朝ピュリア領ガルパティア公国の建国で
ある。
サルディニア歴
-524年〜-493年

メロブス歴
217年〜228年
メロブス王国滅亡

大陸統一歴
-11年〜19年

旧王国時代
末期

新王国時代
建国期

旧王国メロプス滅亡
6王国建国
6王国12公国時代

魔法王国時代と違い、戦士達の旧王国は財力が
物をいった。より高価なエンチャント武器を
持つ者が強く、金のない物はやがて支配民で
ありながら被支配民となりさがった。
政治は乱れ民草の不満とは裏腹に私服を肥やす
役人達。地方小領主同士の小競り合い。
貧富の差の激化。王家内の権力争い。
その影響を受けるのは貧農や奴隷身分の魔法使い
や奴隷身分に落ちたかつての支配民、剣闘士達。
歴史は繰り返す。虐げられた者は立ち上がった。
脆くも旧王国はうち破れ、新王国時代が幕を
開けた。それぞれの地方で反逆の狼煙を上げた
貴族達、彼らが王国を滅ぼし、地方を統一し、
新たな国家体制を確立した。彼らはそれぞれが
王となり、魔法使い、戦士の区別がない王国が
誕生した。大陸北西を治めるセイレンヌ王国、
北東を治める海洋王国フラスタ、その隣に存在
する傭兵王国ステネロス、大陸中央に位置し、
旧メロブス王都を含む最大のナクソス王国。
パティア島と海路で繋がったピュリア王国。
そして最後に最も土地が肥えたマイア王国で
ある。余談であるが最も強くメロブス宮廷文
化を受け継ぎ軟弱で知られたセイレンヌ王国
から後のサルディニア帝国が建つ。
パティア公国を含めた12の小公国は土地柄
独立を果たせず各王国に従属することとなる。
大開拓時代
小領主乱立時代
パティア公国による島内統一
パティア島への改名

大陸開拓時代の最中ダークサリオス島、のちの
ガルパティア島、も開拓が行われた。人々を
脅かした魔物達はエンチャント戦士達によって
駆逐され、たくさんの移住者が訪れた。
メロブス歴122年、ガルパティア開拓軍司令の
エドバーグ=ムーサ伯爵により商都パティアを中心
としたパティア伯爵領が形作られる。
後の公国の土台となる。
同時に開拓に携わった軍人達によってこの小さな
ダークサリオス島は5分割された。
商都パティアと交易港ロヨラを押さえたムーサ家は
徐々に財を貯め、他家を圧倒していく。この時代は
財さえあればエンチャント、強化によりいくらでも
軍の増強が可能であった。このやせた小島の利権を
争い5家による小競り合いが行われた。
肥大、堕落し始めたメロブス王国は辺境の戦況に
興味を示さず、ムーサ伯爵家による他家侵略に
口を挟むことは無かった。富に任せた軍事行動に
よってエドバーグ4世はダークサリオス島を制圧。
他家を滅ぼす事に成功した。
驚いたメロブス王国はエドバーグ4世に公爵位を
与えダークサリオス島の統治権を与えた。
これによりメロブス歴194年、パティアを首都と
したムーサ朝メロブス領パティア公国が成立した。
島名はパティア島と改名された。
サルディニア歴
-741年〜-524年

ラティノス歴
159年
ラティノス滅亡

メロブス歴
0年〜217年

旧王国時代
黎明期〜全盛期

古代魔法王国ラティノス滅亡
旧王国メロプス建国
アイテム強化開発
特殊武器開発全盛時代
大陸統一

溜められた力が決壊する時は一瞬である。
各地で魔道師は襲われそして殺された。
王族、貴族は処刑され、優秀な魔術師も
魔法を畏れる者達によって消された。
これにより、皆殺し、転移、めった切り
と言ったエンチャントは世界から消える
こととなった。
魔法使いは魔法を使うことを禁じられ、
あらゆる手段で封じられた。
エンチャントを必要とした新支配層は
エンチャンターと言われるエンチャントの
専門家に限り魔法を使うことを許可した。
それ以外の魔道師は歴史をなぞるかのよう
に隷属させられ人としての権利を失った。
魔道師達は皆エンチャンターを目指し、
優秀なエンチャンターがこの時代にたくさん
生まれることになる。
そしてついにエンチャンター達は従来の
ようにエンチャント魔力を一時的に武器に
付与するのではなく恒久的に付与すること
を発明する。これは後にエンチャント
と区別するため武器を"強化する"と言われた。
その名の通り、強化された武器は元と
なった武器の効果をさらに引き出すこと
にも成功した。またエンチャントを重ねて
かけることも可能になったためさらに武器
の可能性がのびることとなった。
優秀なエンチャンターの元、数々の武具が
製造された。この時代人間はかつての畏れる
べき敵である魔物達をその武具で駆逐し、
ピラミットの頂点の地位を手に入れた。
歴史は繰り返す。平和に慣れたメロブス王国
の歯車は200年の歳月を経て徐々に狂いだした。
流刑地時代
大陸の平野部を追われた魔族が多数移住。
魔族の土地として畏れられる。
政争や犯罪等で大陸を追われた者は
ここへ流された。すなわちそれは死を意味する。
一部、優れた隠者達はここに自ら移り住み
魔法の修行に励んだとも言われる。
現在ガルパティア島で発見される古代魔法王国
時代の遺跡はこれらの隠者の物と推測される。
サルディニア歴
-743年

ラティノス歴
157年

古代魔法王国
の時代・末期

被支配民の反乱
酷い異常気象が大陸全体を覆った。餌を
失った一匹の強大なドラゴンが魔法王国
に侵攻してきた。さすがの魔道師達も
ドラゴンが相手ではどうも手の施しようが
なかった。魔道師達はエンチャント武器で
武装した奴隷を多数送り込む物量作戦を
打ち立てた。ここで歴史が大きく変わる
事件が発生する。
魔道師達が手に負えなかったドラゴンを
エンチャントで武装した戦士団はいとも
簡単に討ち果たした。そして被支配民は
気付いた。我々は支配する者より優れている。
畏れることはない。
これからは自分達が支配民であると。
今まで虐げられた被支配民達が蜂起する
のに時間はかからなかった。
サルディニア歴
-800年〜-750年

ラティノス歴
100年〜150年

古代魔法王国
の時代・後期

エンチャント魔術の発明
ラティノスの荒廃

平和は怠惰と驕りを生んだ。王国末期、
魔道師達は魔法の研究に没頭し政を疎かに
した。また心ない支配者は被支配者達を
人以下に貶めた。魔法を使えない者は奴隷と
された。武器を与え魔物と戦わせた。魔法の
実験に使用した。戦争の道具にした。
被支配民の中から魔法に対する憧れは消え、
畏れ、そして恨みが生まれた。

エンチャント魔力の発明
魔道師達は研究した。己の知識欲を満たす
ため。己の奴隷兵士を強化するため。
そんな中、王都にあったアカデミーに所属
する天才達が歴史をも操ることになる大発明
をする。当時、最強と言われた奴隷兵士の技、
賢聖と言われる大魔道師の魔術、他あらゆる
優れた技能を武器自体に付与し、誰もがその
秘技を簡単に真似できるという夢の発明。
魔道師達の好奇心はそこに集中した。
エンチャントを施した武器を奴隷戦士に渡し、
自らの知識を誇った。急速にエンチャント魔力
が発達した。自らの首を絞めるとは気付かずに

暗黒の時代
文章・口承による記録が一切存在せず。
人の存在も確認できず。
サルディニア歴
-900〜-800年

ラティノス歴
0〜100年

古代魔法王国
の時代・前期

ラティノス版図拡大
魔法王国の元に人間達の生活は安定した時代
を迎える。組織化された魔道師達は徐々に
魔物を追い、居住地を広げた。
古代魔法王国ラティノス建国
人間と魔族、時折この敵対する種族は接触し
争いが生まれた。
大抵は人間の死体が山とつまれ魔物達が引き
下がるのだが、人間の中にも魔法という力を
用い逆に魔物を撃退する者もいた。
その結果、魔法を使える魔道師の地位は上昇し
魔法を使えない者との間に権力を絡めた格差が
発生した。いつしか、その格差は広がり支配
する者、される者が明確となる。
古代魔法王国ラティノスは建国された。
サルディニア歴
-1100年

魔族の時代

文章による記録が始まる。
人間達は大陸の一部にしか居住権を与えられて
いなかった。地上の大部分はオーガといった
闇の魔物が蠢き、身体能力に劣る人間にとって
敵う相手ではなかった。必然的に人間は彼らを
畏れ徹底した住み分けをはかった。